ECだけじゃない!Criteoを求人広告で活用
Criteo広告は動的リターゲティング広告で有名な広告媒体です。
ユーザーごとの商品の閲覧履歴を利用し、動的リターゲティングを行うことが多く、ECサイトでの導入事例が非常に多いです。
そのためCriteo=ECというイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、Criteo広告の【求人広告での活用方法】、特に入札エンジンとフィードの改善についてご紹介いたします。
入札エンジン選定
CriteoのエンジンはクリックやCPA、ROASなど、目標にあわせて配信を最適化してくれる設定の一つです。(Google広告で言うところの入札戦略に当たります。)
手動エンジン
手動入札を行えるエンジンは①COエンジン(CVR最適化)、②ROエンジン(ROAS最適化)、③VOエンジン(Value最適化)の3つになります。
Google広告を配信する際、初動から自動入札で配信することは多くないと思います。これはCriteoでも同様です。
まずは手動入札で配信を開始し、データを蓄積し機械学習がしっかりと回ってから自動入札エンジンに切り替えていきましょう。
まずはCOエンジンからスタート
COエンジンはデフォルトで設定されている入札エンジンです。Criteoを利用する場合、まずはこちらの入札エンジンを選択するため、最も一般的な入札エンジンと言えます。
自動エンジン
自動エンジン(自動入札)は目標のROASやCPAを設定することで、自動で入札調整を行ってくれる最適化エンジンです。
ちなみにCriteo管理画面上ではCPA=CPO、ROAS=COSと記載されています。
ACOエンジンへの切り替え
ACOエンジンとは、CPO(CPA)最適化エンジンの事です。求人広告を実施する場合、多くは目標CPAを立て運用を行うことが一般的かと思います。
COエンジンで配信を開始し、学習が回ってきたタイミングでACOエンジンへ切り替えていきましょう。
フィードの改善
求人広告のフィードを作成、改善していく際最もポイントになってくるのはカテゴリ項目(categoryid1~3)ではないでしょうか?
CriteoのEC以外のフォーマットでのカテゴリ項目(categoryid1~3)について、推奨の設定例をご紹介します。
カテゴリを設定する意味
カテゴリ項目は任意に求人ごとの分類を設定する項目で、Criteoの学習にも大きく影響します。
例えば、営業職を探しているユーザーに技術職の広告を配信してしまうのは大きな機会損失になってしまいますよね。
ユーザーごとに過去見ていた求人と同じカテゴリの、最適な求人を配信するためにも、カテゴリ分類は過不足なく3つともきちんと設定しましょう。
設定にあたっては、系統の異なる3つの情報を設定することがおすすめです。
カテゴリに設定する項目
結論、①職種、②エリア、③給与を設定することを推奨します。
もちろん使用するマスターデータ、扱う求人の特徴によっても変わってくるかと思いますが、基本的にはユーザーの趣向に合わせて異なる3軸のカテゴリを設定することをおすすめいたします。
最後に
ECサイトで利用するイメージの強いCriteo広告。人材業界や不動産業界など、多様な分類の商品を扱う広告にも非常に相性のよい媒体になっています。
一方広告主側から調整できる項目も少なく、成果改善の難しい媒体でもあると思います。入札エンジンやフィードの中身について、今一度見直してみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
桑原 圭汰