【Web広告運用講座 vol.3】獲得目的案件の初期運用について
皆さん、こんにちは!新卒1年目の横手です。
今回のブログでは、われらがShiftのテクニカルマネージャー釜による
「第3回釜飯御膳」で得た学びを皆さんに共有したいと思います!
今回の内容は「獲得目的案件の初期運用について」です。
前回に引き続いて、今回も運用者が見逃せない情報が盛り込まれています。
あなたのアカウントでも今日からできることがきっとあるはず!
ぜひ参考にしてみてください🍊
前回の釜飯御膳の内容はこちらをチェック!
https://shift-web.myshopify.com/blogs/blog/9387
獲得目的とは?
広告を配信する目的は様々あると思いますが、獲得目的とは、
広告主にとって価値ある特定の行動(CV)に至るユーザーを増やすことを目的とした配信
です。こちらが今回のテーマの前提となります。
CVに至りやすいユーザーに対して適切な広告を配信するために、広告運用者はどうすればいいのかということを軸に進めていきます。
CVに至りやすいユーザーについて
CVに至りやすいユーザーに広告を配信出来れば、おのずと効果が出ます。
では、CVにいたりやすいユーザーには、どのような特徴があるのでしょう。
ここで少しあなた自身のWeb上での行動を振り返ってみましょう!
スマートフォンやPCを操作しているときに広告が表示されたら、どんな商品であれば絶対に購入しますか?もしくはしないですか?
また、どんな行動をしているときは絶対に購入しないですか?もしくは購入するかもしれませんか?
ここにヒントがありそうですね・・・!
(ここだけの話ですが、私たちのテクニカルマネージャーはゲームアプリと漫画アプリを開いているときは絶対に購入しないらしいです)
操作に関してはユーザーの行動、商品に関してはユーザーとの関連性、つまり性質だとして考えていきましょう。
性質起点で考えると、自分に関連性のある商品の広告だとCVに至りそうです。
しかし、関連性は商品やサービスによって変わってしまうため、案件に左右されやすいです。
一方、行動起点で考えると積極的に情報を取りに行っているユーザーはCVに至りやすそうだということが推測できます。(検索行動、関心サイトに訪問、カートに追加など)
行動は商品やサービスの関連性を問わず一般化できるため、行動起点で施策を設計していくと、どの案件でもある程度再現性高くCVに近いユーザーに配信ができそうですね!
行動起点の配信設計
行動起点で施策を設計するとCVに近いユーザーに配信ができるということがわかったので、次は具体的な設計を考えていきましょう!
ユーザーの行動起点でターゲティングできるメニューは、大きく分けて下の4つが挙げられます。どのような行動をするユーザーに配信できるかを合わせてご紹介します。
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検索広告(検索行動をしているユーザー)
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GDNリマーケティング・YDAリターゲティング(サイトに訪問したユーザー)
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YDAサーチターゲティング・Googleファインドカスタムオーディエンス(登録したKWを過去に検索したことがあるユーザー)
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GDNコンテンツキーワードターゲティング(登録したKWを検索してSEOで流入している、情報を取りにいっているユーザー)
これらの媒体・ターゲティングを適切に選定することで、CVに近いユーザーに配信を行うことができます。
おすすめの設定方法
ここまで読んでくださったあなたには特別に、先ほど挙げたメニューの中からおすすめ設定方法を一部紹介します✨
自分のアカウントを見直して、設定していなければぜひ試してみてください!
リマーケティング・リターゲティング
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Web上の行動と訪問日時に応じて配信の抑揚をつける
(例) カート追加 01~03日 04日~07日 08日~14日 15~30日
入力フォームの遷移 01~03日 04日~07日 08日~14日 15~30日
検索広告の流入 01~03日 04日~07日 08日~14日 15~30日 -
Yahoo!メディア中心の配信にする
news.yahoo.co.jp
m.yahoo.co.jp
news.yahoo.co.jp/articles
toppage.yahoo.co.jp - 低CVRのプレースメントを除外(GDN)
- トピックターゲットをモニタリング設定して抑揚をつける(GDN)
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レスポンシブディスプレイは配信せず「300×250」の広告を配信する(GDN)
→意図しない掲載面や形式で配信されてしまうことを防ぐ
YDAサーチターゲティング・Googleファインドカスタムオーディエンス
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リストを分け、サーチキーワードに応じて配信の抑揚をつける(YDA)
検索広告の内容に応じたリスト
CVRに応じたリスト - サーチキーワードに応じてリスト分けし、配信をオン・オフ(ファインド)
コンテンツキーワードターゲティング(GDN)
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キーワードごとに入札価格を調整できるようにする
広告グループ > 設定 > 個別の入札単価と URL の設定 > キーワード - 低CVRのプレースメントを除外
- レスポンシブディスプレイは配信せず「300×250」の広告を配信する
まとめ
いかがだったでしょうか。
獲得目的の案件を担当する場合は、ぜひ初期設定に活用していただければと思います!
しかしこれらはあくまでも一例で、自分自身で成果の検証を行うことが必須です。
また、今回の内容は開拓していくためのスタートラインであることを忘れないでください。
劇的に効果が上がることは少なく、あくまで土台づくりについての内容です。
土台をしっかりとつくって、新たなことに挑戦していきましょう!
この記事を書いた人
だいご