【運用に差がつく!?】マイクロコンバージョン計測のメリットとは?
「マイクロコンバージョンの設定を行ったことがない」
「マイクロコンバージョンのメリットがわからない」という方へ。
もしかすると、「もったいないこと」をしているかもしれません。なぜなら、マイクロコンバージョンを設定することで運用や施策の幅が広がるからです。
今回は、マイクロコンバージョンを設定するメリットとその注意点をご紹介します。この内容を基に、マイクロコンバージョンを設定してワンランク上の運用者を目指しましょう。
そもそもマイクロコンバージョンとは?
マイクロコンバージョンとはコンバージョンに至るまでの「中間地点」のことになります。例えば、商品の購入をコンバージョンに設定している場合は、マイクロコンバージョンとして以下のようなものが挙げられます。
・商品ページへのアクセス
・カートへ商品を追加
・入力フォームへのアクセス
資料請求やお問い合わせをコンバージョンに設定している場合は、入力フォームへのアクセスくらいしか中間地点がないため、ランディングページのスクロール率や滞在時間などの行動をマイクロコンバージョンとして設定するケースもあります。
マイクロコンバージョンを設定するメリットとは?
はじめに、マイクロコンバージョンを設定することで運用や施策の幅が広がると言いましたが、それは以下のメリットがあるからです。
・判断基準を増やすことができる
・自動入札に必要なコンバージョン数を補える
それぞれ解説していきます。
判断基準を増やすことができる
コンバージョンがつきにくい商材では、データ不足でターゲットや広告文の成果の良し悪しを判断することが難しいです。例えば、下記のような場合では、広告文Aと広告文Bの「どちらがコンバージョンに繋がりやすいか?」を判断することはできませんよね。
そこでマイクロコンバージョンを設定することで、成果を判断できるデータ量を増やすことができます。下記の場合だと、コンバージョンは獲得できていませんが、中間地点であるフォームの閲覧をより多く獲得している広告文Aの成果が良いという判断ができます。
自動入札に必要なコンバージョン数を補える
コンバージョンデータに基づいた自動入札を使用する場合、一定期間内にある程度のコンバージョンデータが溜まっていないと、予測精度が落ちてしまい自動入札がうまく働かない可能性があります。
Google広告であれば、
1 か月以上の長い期間に 30 回以上のコンバージョン(目標広告費用対効果の場合は 50 回以上)を獲得していること
が推奨されています。(引用元)
また、Facebook広告では、Google広告よりも基準が高く
7日以内に広告セットでおよそ50件の最適化イベントを獲得すること
が推奨されています。(引用元)
コンバージョンがつきにくい商材で、この基準を満たすのは至難の業です。そこで、マイクロコンバージョンを設定することで、自動入札に必要なコンバージョン数を補うことができます。
コンバージョンと関連性の高いポイントを設置する
ただ、マイクロコンバージョンに比例して、本来獲得したいコンバージョンが増えないということがあれば、設定を見直しましょう。コンバージョンが増えないのであれば、そのマイクロコンバージョンはコンバージョンとの関連性が低く、増やしても意味のない数値になっている可能性があるからです。そのような場合は、下記のようにコンバージョンと関連性の高いポイントをマイクロコンバージョンとして、再設定しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか? 特にコンバージョンがつきにくい案件では、マイクロコンバージョンを設定するメリットを感じられたかと思います。どのポイントがマイクロコンバージョンとして最適なのかは実際に設定してみないとわからないので、一度ご自身の案件にあったマイクロコンバージョンを設定してみてください!
この記事を書いた人
かずくん