【Web広告運用講座 vol1】~検索語句について~
皆さんこんにちは!
2022年9月21日に、今期よりテクニカルマネージャーになった釜による「Web広告運用講座」が行われました✍
運用者として非常にためになる情報が多かったので、皆さんにお伝えしていきます!
初回のテーマは「検索語句」についてです!
今回の記事で、検索語句からどのように広告運用へ反映していけば良いのかの考え方を取り入れてみてください!
検索語句とは
まず「検索語句ってなんだっけ?」という方に向けて、Googleの公式ヘルプを用いてざっとおさらいをします!
〇検索語句
ユーザーが Google 検索や検索ネットワークのサイトで検索を行うときに入力する語句のことです。
〇キーワード
適切なターゲット ユーザーに広告を表示するために、Google 広告をご利用の広告主様が広告グループに設定する語句のことです。
参照:https://support.google.com/google-ads/answer/2472708?hl=ja
つまり、
ユーザーが実際に検索するのは「検索語句」で「キーワード」はあくまでもターゲティングです。
分析する際は可能な限り「検索語句」を利用し、より正確にユーザーの考えを把握することが重要です!
検索語句の分析方法
検索語句の分析が大事であることは分かったけど、いざ管理画面で見てみると数が多すぎてどこから分析をすれば良いのか分からないなんて経験はありませんか??
(自分は何から見れば良いのか困惑した経験があります、、笑)
そのため、
見るべき情報を分類し、簡潔にして分析しましょう!
その分類・分析手順を1つずつ説明していきます。
検索語句レポートの出力
まず、分析を行う期間の検索語句レポートを出力する。
検索語句の分類
ⅰ.フレーズによる分類
特定のフレーズの「含む」「含まない」条件を指定して合算する。
今回は「Shift不動産」を例に出させて頂きますが、「新築」を含んだり、「東京」を含んだりといった感じで、フレーズごとの成果を把握していきます。
ⅱ.カテゴリによる分類
さらにフレーズによって分類した検索語句を検索意図でさらに分類を行います。
今回の「Shift不動産」で見てみると、「物件」ではなく「地名」「購入」のカテゴリで成果が良さそうですね!
このような分類をしていくことで、重要な検索語句と重要でない検索語句が見えてきます!
分析から運用への活かし方
ここまでの分析をターゲティング・クリエイティブ・ランディングページに反映していきます!
優先順位としては、ユーザーの関心が強く、検索ボリュームが多いカテゴリから攻略して行きましょう~
そのため今回は「地名」のカテゴリから改善していくべきですね!
具体的には、、、
◎ターゲティング
【事実】
「地名」カテゴリの中でも特に「港区」や「東京」でCVRが高い。
【仮説】
東京の物件の方が需要のあるユーザーが多く、CVRが高い。
【対応】
・東京在住の方への配信を強化する
東京都のユーザーへの入札比率を20%引き上げて、配信量を増やす。
◎広告文
現在広告を表示している検索語句をベースに訴求の検証を進めていきます。
今回でいうと「地名」のカテゴリ内で「港区」の成果が良かったので、広告カスタマイザを利用して「地名」を表示させて、流入しやすくすることも良いですね!
◎LP
LPのファーストビューに、成果の良いカテゴリを反映させます!
「東京で物件をお探し中の方に評価されています」など「地名」カテゴリの文言を追加して、「東京」の方へより訴求を強めても良いかもしれません。
このように、検索語句を分かりやすく分類し、分析を進めて運用に反映させていきましょう!
まとめ
以上が「検索語句」からの分析と運用への活かし方になります。
勿論、今回の内容は今あるデータを最大限利用するための考え方なので、今回の取り組みだけでは分からない領域もあります。
そのため、色々な角度から攻略の糸口を探して行くことも重要です!
他の攻略の糸口を探しつつ、今回の考え方を運用に活かしてくださると嬉しいです!
是非、日々の運用で活かしてみてください!
この記事を書いた人
Yuta Inoue