【Google広告】キーワード挿入機能とは?設定方法や活用事例をご紹介

by HidehiroUegami

どうも、自宅のスマートホーム化を水面下で進めている上神です。ここ最近の一番の話し相手はSiriかもしれません。

日々Google検索広告を運用していて、登録したキーワードの内容によって広告文を動的に変更したいと思ったことありませんか?

そんな時に便利なのが、Google広告のキーワード挿入機能。

今回キーワード挿入機能の概要や設定方法、事例などを詳しくまとめてみましたので、参考にどうぞ。

※Yahoo!検索広告でも同様の機能「キーワードの自動挿入機能」がありますが、今回はGoogleのみの内容となっています。

【Google広告】キーワード挿入機能とは?

キーワード挿入機能とは、ユーザーの検索語句によって広告グループ内のキーワードが見出し・説明文に追加される機能のことをいいます。

取り扱っている商品やサービスに関連する情報を検索しているユーザーに、より関連性の高い広告を表示できるため、例えば以下のようなケースで有用です。

  • 取り扱っている商品の種類や型番が多いECサイト
  • サービスの内容やエリア名など、キーワードが多い不動産系サイト

メリットとしては、ユーザーの検索語句に応じて広告文を動的に変更できるため、広告の関連性・利便性を高めることができる点が挙げられます。

参考:Google広告ヘルプ

キーワード挿入機能と広告カスタマイザの違いは?

一方でキーワード挿入機能に似た機能として、広告カスタマイザがあります。

キーワードに合わせて動的に広告文を変更できる点はどちらも共通ですが、以下のような違いがあります。


キーワード挿入機能は設定が簡単ですが、登録キーワードがそのまま広告文に表示されるため、広告の柔軟性は低いです。

一方で広告カスタマイザは、広告文を任意のキーワードに置き換えることが可能であるため柔軟性は高いですが、設定に時間がかかります。

柔軟に広告文を変更したい場合は【広告カスタマイザ】、すぐに配信を行いたい場合は【キーワード挿入機能】がおすすめです。

▼広告カスタマイザを詳しく知りたい方はこちら

https://shift-web.myshopify.com/blogs/blog/5643/

キーワード挿入機能の設定方法と具体例

キーワード挿入機能の設定方法と具体例をまとめてみました。

まずGoogle広告の管理画面から広告を作成する際に、「{」の記号を入力すると「キーワードの挿入」を選択することができます。これを選択し、デフォルトキーワードを設定すれば完結です。

ここでキーワード挿入機能の仕組みを説明するために、以下のような広告見出しを例に設定してみました。

広告見出し:送料無料の{KeyWord:みかん}

「KeyWord:」の後にはデフォルトで表示する文言を設定し、キーワードが長すぎる場合はデフォルトで設定しているキーワードが挿入されます。(上記の場合でいえば「みかん」)

挿入コードは広告グループで登録しているキーワードに置き換えられます。


上記から分かるように、ユーザーの検索語句は必ずしも挿入されるキーワードと一致するとは限らない点をご注意ください。

ちなみに、キーワード挿入機能はレスポンシブ検索広告だけではなく、拡張テキスト広告でも使用できますが、2022年6月30日より拡張テキスト広告は作成および編集ができなくなるため、作成にはご注意が必要です。

参考:Google広告ヘルプ

実際に使ってみた!キーワード挿入機能の活用事例

では実際に以下のアカウントで、キーワード挿入機能を使用してみました。

  • 商材:不動産
  • CVポイント:資料請求お申込み、電話番号タップなど
  • 追加広告見出し:{KeyWord:●●県 不動産}/○○  (※●●は都道府県名、○○はサービス名)

「エリア名」や「中古物件、土地、新築」など登録キーワードが多いため、キーワード挿入機能をレスポンシブ検索広告のアセットに追加し検証を行ってみました。

1週間ごとの成果は以下の通りとなります。


上記から分かるように、徐々にクリック率が改善傾向にあります。

また導入後、レスポンシブ検索広告の有効性が「低」→「平均的」に改善されていたため、広告の有効性を改善したい方にもおすすめします。

まとめ

  • キーワード挿入機能は設定が簡単で、クリック率改善が期待できる
  • 検索語句=挿入されるキーワードとは限らないため、注意が必要
  • 柔軟に広告文を変更したい場合は、広告カスタマイザがおすすめ

クリック率改善や品質スコアの向上も期待できるため、ぜひ活用してみてください!

ただ実際のキーワードを挿入した際に広告文として成立しない場合もあるため、設定した際にはキーワードとの兼ね合いにも注意が必要です。


この記事を書いた人

HidehiroUegami

2020年4月から中途入社。前職はSEOを専門としたフリーランス。最近、謎にギターに目覚める。