Web広告をはじめよう!成果につながる目標設定の考え方

by Koji Matsumoto
Category_advertise, マーケティング

日々、Web広告についてさまざまなご相談をいただきます。

「思ったような成果に繋がらなかった。」
「流入は増えても売上は伸びなかった。」

過去の苦い失敗談をお聞きすることも少なくありません。
せっかくWeb広告に挑戦するなら、「結果」を出したいのは当然のことですよね。

しかし、お客様より共有いただく過去の実績の中で「結果」だけが問題ではないなと感じることがあります。それは「思ったような成果」の「成果」に対して、そもそも目標が正しく設定できていないケースです。

特に、地元の愛媛県や周辺各県のような、まだWeb広告の手法が浸透しきっていない地域で感じることが残念ながら多い…。本来であれば目標を明確に設定したうえで、支援会社とも連携しながら成果に繋げていかなければなりません。目標設定なんて当たり前だと感じるかもしれませんが、意外ときちんと設定されていることが少ないのが現実です。

そこで今回は、これからWeb広告を活用していきたい方へ、成果に繋げるための目標設定についてまとめみました。

目標設定が大切な理由

目標の設定は、結果を判断するうえでとても大切です。
きちんと判断するためにはまず、客観的事実に基づいた判定ができる目標を設定できているかがポイントになってきます。

達成「できた」のか、「できなかった」かがわからなければ、目標と結果の良し悪しを判断することができませんし、改善していくこともできません。「売上を増やしたい」という漠然としたものではなく、それを分解して「売上を月平均10%アップさせたい」といった具合に、目標を明確に設定しましょう。

なぜ成果に繋がらないのか

例えば「ある目的地にお昼までに行きたい」とした時に、

「目的地までだいたい60kmくらいだから、だいたい1時間のドライブで行ける距離。
お昼には着きたいから午前10時半ごろに出発すれば、途中休憩を挟んでも余裕をもって到着できそうだね。」

という会話は当たり前のようにおこなわれます。

ところがはじめてWeb広告をおこなう場合、この「距離・時間・燃料」などの計画をおこなわずに出発してしまう。ということが起こります。これこそが成果に繋がらない大きな原因です。計画なしに進めても結果がついてこないのは当然です。
それでは、そもそもなぜスタートとゴールのみで出発してしまうのでしょうか。

それは「数値の可視化ができない従来の広告への慣れ」が影響していると考えます。「チラシ」「新聞」「テレビ」等の広告は発行部数などはわかりますが、そのうち何人が見てくれて、買ってくれたか、まではわかりません。さきほどのドライブの例えであれば「メーターを確認しながら進む」ことが定着していない状態といえます。

従来の広告と同じ感覚でWeb広告も実施されていることに問題があります。Web広告では、表示回数や、その反応があったのかを示すクリック数、購入率など、様々な数値が、タイムリーに確認ができます。目標に対して計画を立て、配信中の途中経過も確認しながら進めていくことが大切です。

成果に繋げるためのポイント

Web広告も数値が可視化できること以外は、原則他の広告と変わりありません。インターネットを利用する人が増えたことで接触できるターゲットが多いことには違いありませんが、Web広告を出せば必ず成果がでるというものでは決してありません。

成功に導くためには、数値を常に確認して改善を重ねていくことが重要です。これは数値を可視化できるWeb広告ならではの方法で、改善がタイムリーにおこなえることが大きな利点ともいえるでしょう。

Web広告は「運用型の広告」が多くあります。その名の通り、結果に対してPDCAをまわして改善を重ねて
運用していく
ことで、より早く目標に近づけていくことができます。

Web広告をはじめてみよう!

まず思い描いているゴールのために、必要な要素を集めましょう。
目標をきちんと設定することで、結果との差を把握できます。

思ったより到着までに時間がかかったのなら、それはなぜなのか。

・道がデコボコで思ったスピードで走れなかった
・休憩を多く取りすぎたな
・思ったより道が混んでいた
・人数が多くて想定よりも燃料が必要だった

目標を設定することで、達成できなかったとしても「なぜ達成できなかったのか」が明確になります。できなかった原因をひとつひとつクリアしていくことで、着実に目標に近づけることができます。すぐに目標としていた結果にならなくても、次に向けての課題を見つけて、仮説を立てて検証することを繰り返し、改善を積み重ねていきましょう。


この記事を書いた人

Koji Matsumoto

愛媛県出身。 Shopifyを中心にECを深掘り中で、イイ感じのShopifyサイトを見つけるのが趣味となりつつある。 眼鏡をローテーションしてるけど誰にも気付かれないことが悩み。