【検索広告】指名系でも広告文によって成果に影響でるの?
「指名系って、どんな広告文でもさほど成果は変わらないんじゃないんですか?」と、お客さんからたまに相談を受けます。
指名系ワードを検索するユーザーは、既にブランド・商品を知っているユーザーであるため、そもそもの獲得見込みはかなり高いと考えられます。これだけを見ると、広告文でそこまで差は生まれないのではないか?と思いますよね。
しかし、検索結果を見てクリックするということは、『広告文を読んで、選んでいる』ということに間違いないため、判断材料の一つになっていると考えられます。
ということで今回は、指名系で色々な訴求の広告文を配信して、どれほど成果に影響するか?を検証したので、共有したいと思います。
検証の詳細
■案件
小売EC(成人向け商材)
■改善項目(課題)
CVR ・CPA
■検証軸クリエイティブ(タイトル)
指名系キャンペーンは広告文によってどれくらい成果に影響するのか
CVR改善のため、複数の訴求案を用意しました。
- 公式ストア限定訴求
- バレずに買える訴求
- 女性目線訴求
- デザイン・機能性訴求
2,3,4の訴求は成人向け商材ならではの訴求なのではないかと思い、新たに展開してみました。
結果
実際に配信した結果が、下記となります。
新しく追加した訴求を見ると、『バレずに買える訴求』『デザイン・機能性訴求』はCVRが高くCPAも安いものの、『女性目線訴求』に関しては顕著にCVRが低い結果となりました。上記の結果から、指名系でも広告文によって成果が大きく変わることがわかりました。
また、その中でも下記のような考察ポイントが出てきました。
- 成人向け商材はそもそも「バレずに買いたい」人が多い?
- 公式ストアで買うときのメリットが分からないと、公式ストアで買いたいと思わない?
- 女性目線かどうかはそこまで気にしていない?
指名系キャンペーンでも広告文の検証を行うことで、現状に対する課題を把握することができ、検証を進めやすくなります。検証を重ねることで、さらに良い成果に繋げることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
同じ指名系キーワードでも、広告文によって成果に大きな差が出ることがお分かりいただけたと思います。指名系キーワードだからといって広告文の検証を怠るのではなく、より多く獲得に繋げるためにも、日々検証を行うことは重要だと思いました。
指名系キャンペーンでうまく検証が進められていない方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
この記事を書いた人
KengoTanaka