Youtubeチャンネルリストを使った広告配信&検証

by YukoSeno

みなさん、こんにちは。

さて今回は、Youtubeチャンネルリストを使用した動画広告の配信についてご紹介します!

Youtubeチャンネルのリストを使った広告配信とは?

Google広告にリンクされたYoutubeチャンネル(アカウント)を広告配信に活用する方法の事です!

今回はYoutube動画広告配信の際に、リンクされたYoutubeチャンネルの情報でリマーケティングリストを作成し、広告配信に活用しました。

まずはリストの作成手順をご紹介します。

【作成手順】

(1)⚙設定と請求⇒リンクアカウント⇒Youtubeを選択

  

(2)ステータスを確認

  

・リンク済みの場合⇒オーディエンス(ユーザーリスト)作成へ

・リンク済みでない場合YoutubeチャンネルのURLを入力し、クライアントへ承認をしてもらう

(3)ツール⇒オーディエンスマネージャー⇒Youtubeユーザーを選択

以上でリンクしたYoutubeチャンネルを使用したユーザーリストの作成ができるようになり、
こちらで作成したリストをGoogle広告のキャンペーンに紐付けることでYoutubeチャンネルのリストを使用した広告配信が可能となります。(リストの母数が足りない場合除く)

また一言でYoutubeチャンネルを使用したリストといっても、
【チャンネルの動画を視聴】【特定の動画を視聴】【チャンネルの動画を広告として視聴】etc…
色々な種類のリストを作成する事が可能です。

さて作成方法はわかったけれど、Youtubeチャンネルのリストを使用した配信の成果がどんな感じかわからないし、導入はムズカシイかな~😞と感じていらっしゃる方、必見です!

そんな方むけにこれから2つほど実際の配信事例をご紹介したいと思います。

サイト訪問ユーザーRM&Youtubeチャンネルの動画視聴ユーザーRM比較

✍1つ目✍

【検証テーマ】

 同一クリエイティブ/ターゲティングのRMキャンペーンにおいて、紐付けるRMリストを【サイト訪問ユーザー指定】から【Youtubeチャンネルの動画視聴ユーザー指定】に変更する事でどのような成果の違いがでるか?

【詳細条件】

A. 配信期間:2021/1/14-21 紐付けリスト:サイト訪問ユーザー指定   
 B. 配信期間:2021/1/22-29 紐付けリスト:Youtubeチャンネルの動画視聴ユーザー指定

【配信結果】

 A. 配信期間:2021/1/14-21 紐付けリスト:サイト訪問ユーザー指定   

   CV---6件  CPA---¥15,460

 B. 配信期間:2021/1/22-29  紐付けリスト:Youtubeチャンネルの動画視聴ユーザー指定 

   CV---8件  CPA---¥4,483

今回の配信では、CV数+2件の微増&CPAも当初の¥15,460の約30%程度まで改善が見られました。
その為、紐付けるRMリストを【サイト訪問ユーザー指定】から【Youtubeチャンネルの動画視聴ユーザー指定】に変更すると、【Youtubeチャンネルの動画視聴ユーザー指定】の方が低単価で獲得に繋がりやすいという検証結果になりました。

チャンネルの動画を視聴ユーザーRM&特定の動画を視聴RM比較

✍2つ目✍

【検証テーマ】

 一定期間の同一キャンペーンにおいて、下記どちらのリストでの成果がいいのか?
(2つの期間で検証)

【チャンネルの動画を視聴】=リンク済Youtubeチャンネル内すべての動画を指定対象としたリスト

【特定の動画を視聴】=チャンネル内の特定動画を指定対象としたリスト

【詳細条件】

 A.配信期間:2021/1/14-30
   紐付けリスト:①特定の動画を視聴 ②チャンネルの動画を視聴したユーザー

B.配信期間:2021/2/12-27
  紐付けリスト:①特定の動画を視聴 ②チャンネルの動画を視聴したユーザー

【配信結果】


A.配信期間:2021/1/14-30

 【①特定の動画を視聴】 CV---13件  CPA---¥4,173 
【②チャンネルの動画を視聴】 CV---0件   CPA---×××
 
  → 特定の動画指定のリストの方にCVが集中


B.配信期間:2021/2/12-27

【①特定の動画を視聴】    CV---47件  CPA---¥2,514 
【②チャンネルの動画を視聴】 CV---7件   CPA---¥3,283 

動画指定・チャネル指定の両方でCVへ繋がったが、約7倍程度動画指定のリストの方が多い。

今回の配信では、A/Bのどちらの期間においても【チャンネルの動画を視聴したユーザー】リストよりも【特定の動画を視聴】のリストの方が大幅に獲得に繋がりやすい結果となりました。
そのため、一定期間の同一キャンペーンにおいては【特定の動画を視聴】のリストを使用した方が獲得には繋がりやすいが、一方で獲得単価としてはリストの種類によってそこまで大きな差が見られないという検証結果になりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

紐付けるリストをYoutubeチャンネルのリストを使用したものに変えてみることで、成果が変わるのを少し実感いただけたのではないでしょうか?

Youtubeアカウントは一度紐付けてしまえば、リンクを解除しない限り継続して広告配信に使用ができますので、今後も幅広い活用や検証が可能かと思います。

ぜひ一度お試しください!


この記事を書いた人

YukoSeno

神奈川出身。 みかんが好きで、気付いたらみかん県の愛媛に。 現在は不動産案件を中心に担当。