Google広告「ファインドキャンペーン」クリエイティブ検証

by MisakiMatsuoka

みなさん、こんにちは!
近頃一気に冷え込み、早起きがつらい時期ですね…❄

さて今回は、2020年に新しく追加されたGoogle広告「ファインドキャンペーン」クリエイティブ検証の実績についてご紹介させて頂きます。

商材によって左右される面が大きいかと思いますが、今回はGDNやFacebook広告・YDAとの媒体毎の傾向の差についてご紹介していきたいと思います。

ファインドキャンペーンのおさらい

まずはファインドキャンペーンについておさらいです。

ファインドキャンペーンとは、Googleプラットフォーム上の掲載面にネイティブ広告の配信ができる新しいキャンペーンタイプです。

掲載面は、YouTube、Gmail、Discover面があります。(※GDNとの重複部分は一部のGmail/YouTubeのみ)

参照元:https://support.google.com/google-ads/answer/9176876?hl=ja

2020年4月30日に全アカウントにローンチされたため、既に多くの方々が配信していらっしゃるのではないでしょうか?

詳細については、こちらの記事を見て頂けるとより理解頂けるかと思います!

https://shift-web.myshopify.com/blogs/blog/3423/

事例詳細

今回の商材・CVポイントは下記となります。

  • 商材:ウォーターサーバー

  • CVポイント:お申し込み

許容CPA内での更なるCV数増加を目的にGDNとは違う配信面を提供しているファインドキャンペーンを導入しました。

検証実績

今回はサイト再来訪者ユーザーに広告を配信するリマーケティングを実施しました。

まずは、GDNの配信で一番CPAが低かったメニューを導入することがポイントとなります。

GDNとの配信内容の違いは、配信面入札戦略がコンバージョン数の最大化の2点です。

また今回は4本のクリエイティブを検証しました。

  1. メインキャラ+ウォーターサーバー
  2. サブキャラ+ウォーターサーバー
  3. ウォーターサーバー単体
  4. イラスト調(人+ウォーターサーバー)

    ※・・・以下、①②③④とする。

ウォーターサーバーを含むことを基本に、「+人」・「ウォーターサーバー単体」・「イラスト調(+人)」の3軸の配信を行いました。

結果からいうと、下記のようになります。

2020/8/12(配信開始)~2020/10/31までの実績

他クリエティブと比較して、+要素がない一番シンプルなクリエイティブの「③ウォーターサーバー単体」が一番CVが多く、CPAも低く着地しています。

CV・CPAともに他クリエイティブと差があるため、ファインドキャンペーンでは良クリエイティブと言って良いと考えました。

GDN・Facebook・YDAと比較

ファインドキャンペーンの良クリエイティブが分かったため、次に媒体毎のクリエイティブ傾向についてです。

2020/8/12(配信開始)~2020/10/31までの実績

GDN・Facebookは①②キャラクター関連のCV・CPAが良好だったことに対して、ファインドキャンペーンでは③ウォーターサーバー単体のCV・CPAが良好ですね。

つまり媒体毎の傾向は、GDN・Facebookでは企業イメージキャラクター関連クリエイティブが良好だったことに対し、ファインドキャンペーンではシンプルなウォーターサーバー単体クリエイティブが今回の案件では良好な傾向となりました。

また、2020年7月からYDNから変更されたYDAも追加して比較してみました。

YDAは、CVは①のメインキャラが一番多かったものの、CPAは③のシンプルが一番低いですね。

CPAが良好だったクリエイティブは、ファインドキャンペーンと同様になりました。

CPAが良好なクリエイティブがファインドキャンペーンと同様となった理由について、配信面が関係していると仮定しました。

YDAの費用が多い上位4位までの配信先URLは下記となります。    

ニュース面や検索面など、Yahoo!が提供するサービス面が中心です。

配信面の特徴として、レスポンシブ画像の配信が占めていたためかYahoo!ニュースなどの記事と記事の間に溶け込むインフィード面への配信量が多くなりました。

記事に溶け込みやすいという点では、ファインドキャンペーンとYDAは共通していると言えるかもしれませんね。

まとめ

今回はファインドキャンペーンとGDN・Facebook・YDAとの傾向の差についてご紹介させて頂きました。

媒体毎でもユーザーの反応が違ってくるため、ファインドキャンペーンの配信も良いかもしれません。

少しでも参考になると幸いです。


この記事を書いた人

MisakiMatsuoka

株式会社Shift 2019年入社。