【Shopify】を広告運用の視点でみる~広告成果を出すためのアプリ連携~
こんにちは!
シリーズ第3弾となりました広告運用の視点でみるShopify。
今回は、広告で成果を出すためのアプリ連携時に気を付けておきたいことを書いてみようと思います。
そもそもShopifyとは?などの情報は初回の記事、初回購入を計測する方法の中に記載しているのでこちらをご覧ください。
広告運用の視点でもShopifyアプリは便利!
さてさて、早速本題です。
私は運用型広告に携わりつつShopifyへの理解を深める目的でサイトも立ち上げてみたりしているんですが、Shopifyの特徴のひとつはズバリ豊富なアプリですよね。
広告に関連するアプリだけでも選びきれないほど出てきます。
そして、アプリの豊富さの他に驚いたのが設定の手軽さです。
Shopifyから出ているGoogle channelのアプリなどもそうですが、アプリの設定をおこなうだけでGoogle広告アカウントのコンバージョン(CV)の購入アクション、カートインアクションなどを自動で連携追加してくれます。それぞれ広告アカウント設定する手間が省け、GoogleTagManager(GTM)イベントなども自動生成してくれる仕様になっているのは、とっても便利でありがたいですね!
そんなShopifyアプリですが、設定が簡単だからこそ気付きづらい注意点もあります。
とくに広告の成果やCPA、ROASに直結するポイントになると思うので参考になれば嬉しいです。
※Google広告を利用されている方も多いと思うので、今回はGoogle広告にフォーカスしています
コンバージョンアクションの設定時の注意点
事前情報としてWeb広告の現状からお話しすると、昨今の運用型広告は機械学習による自動入札が主流です。
広告アカウントに溜まったデータを軸に学習を重ねながら、成果やCPA、ROASを最適化していきます。
溜まったデータを軸に最適化
ここがポイントになります。
広告アカウントに蓄積されるデータ(シグナル)には、CVアクションのデータも含まれています。
今回のように、アプリの導入などで新たなCVアクションにて設定をおこなうと、データ(シグナル)も新しいCVアクションにて再蓄積となるため機械学習に影響を与える可能性があります。
すでにGoogle広告アカウントの広告配信実績があるサイトで、
- 色々アプリを試しながら広告配信をしていて、途中で導入したアプリのCVアクションに設定を変えた
- 別のプラットフォームからShopifyへ乗せ換えた際にアプリ導入に合わせてCVアクションも再設定した
上記のような場合、切り替え後の初動が成果不安定になったり、安定するまでに時間を要することがあります。
既存のCVアクションも広告アカウントに蓄積されるデータ(シグナル)のひとつであるため、広告の成果に影響が出る可能性があります。
CVアクションを切り替える時には十分に注意しましょう。
対策とこれから
そんな時の対策として、より確実な方法は自動生成された新しいCVアクションは利用せず、もともと使っているCVアクションを継続して使用することです。
そうすることで、これまで配信した広告の実績データを失うことなく機械学習が働いてくれます。
以上、今回は手軽にいろいろ試すことができるShopifyだからこそ起こりそうな注意点を取り上げてみました。
複数媒体にまたがるデータフィード管理や、効果測定からみる成果軸のアロケーションが大変とのお声も聞くので、今後そのあたりもまとめていきたい思います。
広告視点からみるShopify、また発信していきます!
この記事を書いた人
Koji Matsumoto