リスティング広告で売り上げUPに貢献する
代理店と成果がでない代理店の違い

by MasakazuIsozaki

リスティング広告に求められる工数や知識は増える中、多くの企業が運用を代行してくれる代理店に依頼します。そこでどの代理店に依頼するかによって成果に大きな差が生じます。では、そんな代理店においてどんな違いがあるのでしょうか?今回は、その選び方のポイントをご紹介します。

手のかかるリスティング広告運用

大前提として、リスティング広告の運用に求められる工数は年々増加傾向にあります。それは、「運用型広告」という広告形態であるがゆえに、広告を出稿した後も、分析・メンテナンスや絶え間ない改善が必要だからです。

例えば、キーワードの選定を再考したり、広告文のブラッシュアップを行ったりするなど、検討事項は多岐にわたります。リスティング広告が入札を繰り返す形態だからこそ、一度成果を出したからと言って、次も同水準の成果が出せるとは限らないのです。

そこで注意したい点が、代理店の運用体制のあり方です。

「しっかり対応してくれる代理店を選ぶ」ことが効果をだすための鍵

一般的に、運用型広告の代理店は、広告主が運用する「広告費」から一定割合を「手数料」として徴収することで、煩雑な運用プロセスを代行します。多くの代理店が広告費の10~20%程度を手数料として設定していますが、その運用体制や代理店が広告主1社あたりのサポートにかける時間はバラバラ。

そこで代理店に依頼する前に事前に確認すべきポイントがあります。例えば、次のような点は、必ず確認しておきたいところです。

①契約期間に縛りはあるか?

多くの代理店は、最低契約期間を設けています。これは、設定された1ヶ月分の手数料を3ヶ月分支払う形で初めて、運用を依頼できるという形です。代理店によっては契約期間を半年単位としているケースもあるため、このあたりが変更可能かどうか、事前に確認してみましょう。

②作業範囲はどこまでか?

代理店が提供するサービスには、通常のサービス範囲とオプションにあたるサービスとが分けられています。最も避けたいのは、運用代行を依頼した後に、本来代行を依頼したかったサービスが含まれていない、ということに気づくことです。このような事態に陥らないためにも、契約に至る前段階で、代理店が提供しているサービス提供範囲を十分に確認するようにしましょう。

③運用担当者の経験値や実績はどの程度か?

リスティング広告を効果的に運用するためには、商材の特性を理解した上で、短期間でPDCAサイクルを回す必要があります。リスティング広告の入札や設定に自動化されている部分はあるものの、キーワードの選定や都度の意思決定は人間が行う必要があります。だからこそ、運用担当者の腕前は事前に確認することが大切です。

④運用担当者のサポート品質はどの程度か?

運用が始まってからは、少なからず、運用担当者とのコミュニケーションが発生します。その手段はレポートであったり、オンラインミーティングであったり、様々。そこで注意したいのが、運用担当者のサービスレベルです。「初めはサポートが手厚かったのに、徐々にサポートの品質が落ちてきてしまった」、ということが起こらないように、事前にSLA(サービス品質保証)の存在や考え方について確認しましょう。

⑤Yahoo!やGoogleの認定資格を持っているか?

各広告プラットフォームの認定資格は必須事項ではありませんが、実績の多い運用代行会社の中には認定資格を取得しているところもあります。一定の基準をクリアしている証明でもあるため、取得の有無は確認しておきたいところです。

売上UPに貢献する代理店の違い

前述のようなポイントを確認した上で、次は、売上UPに貢献する代理店を絞り込む上での観点を3つご紹介します。

①運用ステージに応じた最適な提案

リスティング広告の運用とスタートした段階と、運用が安定してきた段階、そして成果が頭打ちを迎える段階では、実施すべき施策が大きく異なります。多くの代理店は、このステージを漠然と捉えて、向かうべき方向性を「状態目標」として捉えているため、広告主が求める価値とのギャップが生まれやすくなります。

広告主が真に求めているのは、広告運用のプロセスを肩代わりしてくれることではなく、広告運用を売上UPに繋げることです。この点を踏まえた上で最適な提案を行っているか、十分な確認が求められます。

②ビジョンを踏まえた分析・メンテナンス力

次に、広告主のビジョンを踏まえた提案の有無です。広告運用を行う以上は、プロモーションやマーケティングに関する何らかの課題を抱えており、ビジョンの実現に至っていないことがわかります。この点をどう捉えているかによって、売上UPに繋がるか否かも大きく左右されます。

③サポート範囲

リスティング広告を運用していると、サポート範囲にあるかないか、グレーゾーンの部分もいくつか出てきます。このあたりをどう捉え、サポート範囲をどのように定義しているのか、過去のケースを紹介してもらうなどして、確認を行いましょう。

伴走型の代理店を見定めることが重要

代理店の中には、広告主との長期的な関係構築を望む代理店と、短期的な売り上げの最大化を目指す代理店がそれぞれどうしても存在しています。もちろん、事業として取り組む以上、売上の最大化を目指すことは致し方ないことです。しかし、広告主と代理店のwin-winの関係を目指すことが、双方の事業の繁栄に繋がることは言うまでもありません。

そこで見極めたいのが、今依頼を検討している代理店が「伴走型のスタイル」を取っているかどうかです。運用状況を透明化し、積極的に情報開示・共有を行い、密なサポートをしてくれる代理店は、このスタイルを取っていると表現できるでしょう。例えば、「担当者一人当たりが運用している広告主の社数」を比較すれば、運用実態をある程度把握できるはずです。

やがて訪れる運用型広告の成果の頭打ちを打開し、持続的な売上UPに繋げるためにも、自社にとって最適な代理店を選んでいきましょう。そこで私たち 「Shift」 は、広告主様のビジネス価値に比重を置き、丁寧なヒアリングをもとに、お客様の経営ビジョンにコミットすべく徹底的な改善提案を行っております。もし現状の運用を任せきりで見直しを行いたいと考える方、これから運用型広告に取り組む方には、広告運用に課題を感じている方は、一度私たちにご相談ください。


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