【母の日商戦で広告経由の売上が170%UP!】
株式会社ディノス・セシールフラワーネット本部様

by MasakazuIsozaki

株式会社ディノス・セシールフラワーネット本部
フラワーネット事業部
EC推進ユニット
田邉 誠様

http://www.fujitv-flower.net/

楽天やアマゾンが創業する20年以上前から、カタログを通じた通信販売サービスを手がけてきたディノスとセシール。2013年、その2社が合併し、ディノス・セシールが誕生しました。近年はネットからの注文が急増。インターネットでの分野での取り組みも進んでいます。Shiftがサポートしているのは、ディノス・セシールが運営する「フジテレビフラワーネット」という花のサイト。年間売上の大半が4月・5月の母の日に集中するという特殊な事業スタイルを持つ同事業部とShiftの取り組みを取材しました(取材・文:湊屋涼子)。

Q.Shiftに依頼したきっかけを教えてください。

カタログ・テレビ通販からスタートした当社ですが、ここ数年はインターネットからの受注が飛躍的に伸びていることから、さらなる拡大を目指して、2016年1月にEC企画部を設置しました。いわば外部からの専門集団です。その部のリーダーと協議した結果、「フラワーネットは広告戦略次第でもっと伸びる」と紹介していただいたのがShiftだったのです。
Shiftに依頼を決めたのが2016年3月のこと。私たちの主戦場は母の日ですから、年間売上を左右する最も大事な時期の直前でパートナーを変えることには不安もありました。でも、「今より確実に売り上げを作ります」という確信の元に大決断。一番懸念されたアカウントの引き継ぎなど、手間のかかる設定をShiftの方でスムーズに進めていただけたので、その時点で大きな安心感が生まれました。

Q.それまではどのような課題を抱えていましたか。

ディノスもセシールも家具や雑貨、アパレル、下着などさまざまな製品が購入できる大型ショッピングサイトですが、「フラワーネット」は特殊な位置づけで、別会社のよう。システムや会員の共有ができないかと模索しましたが、花は基本的に贈り物であること、送り先の住所や納品日が分からないと提供できる商品が選べないといったビジネス特性のちがいから、システム、経理、コールセンターの運営を独自で行っています。
SEOや広告戦略も独自で行う必要がありましたが、広告費の費用対効果に納得感は得られず、またなぜその広告を買ったのかもきちんと理解できぬまま、おおざっぱな広告の買い方をしてしまっていたのです。

Q.繁忙期をどのように乗り切りましたか。

一年の売上を決める母の日商戦。母の日といえば、5月の第二日曜日ですから、ゴールデンウィーク中の動きは非常に重要なのですが、実は例年、連休中は事実上“おやすみ”させていたのです。広告の設定は事前に済ませておいて、あとは重要な連休中の対応はなし。ところが、2016年の母の日は連休の最終日で、4月29日から10連休という暦でしたので、Shiftにはそのジレンマを理解していただいて、連休返上で対応していただけたことに感動しました。みなさんが母の日の花を注文するのはむしろ直前ですよね。連休期間中は毎日が勝負になりますので、Shiftともこの期間は一日5往復近くメールのやりとりがあったでしょうか。『これ、マズいですよね』、『直してください』、『直しました』というような、おかしいところがあったらその日のうちに修正する密な連携がはかれた連休となりました。

Q,Shiftに依頼して得られた変化を教えてください。

一番分かりやすいのは数字での変化。広告からの収支は、費用は91%に抑えながら広告からの売上は実に170%近くに増えています。この効果が影響し、事業部は10ヶ月連続の粗利予算を達成。社内の定例会議でも、成功の要因は何か、どんな広告の出し方をしているのかと、小さな一事業部に注目が集まっています。
愛媛県・松山が本社のShiftとは、距離は遠いが、気持ちは近いと思っています。顔を合わせる機会は少なくても、やり取りは頻繁にありますから。母の日商戦を過ぎても、こちらが課題に感じていることを伝えると、ものすごい勢いでメールが返ってきます。サイトの中身を見て、課題を理解した上での具体的な施策の提案があり、こちらはそれにYesかNoかを答えるだけという流れ。さらにそれに付随した宿題をもらう、というこのテンポの良さがありがたいですね。

Q.今後Shiftに期待することは?

Shiftでは当たり前のことでも、私たちにとっては初めて聞くことも多いです。事業部内でも広告戦略を把握している人は限られますので、座談会や勉強会というカタチでほかのメンバーに対してもShiftの施策を共有してもらえないかと考えていました。インターネット広告に対する理解が高まれば、商品・コールセンター担当視点のキーワードが発掘できる可能性もあると思います。本社でも、定期的にSEO報告会を実施していますが、目新しい情報が少ないとマンネリ化してしまいます。そういう意味で、独自の情報を期待しています。Shiftの施策や成功事例を教えて頂き、ディノス・セシール全体に新しい風を送り込めればと思っています。


この記事を書いた人

MasakazuIsozaki