【改善事例】Web広告経由売上170%UP!大幅改善の秘密とは

by MasakazuIsozaki

運用プロセスの煩雑さが叫ばれる運用型広告。これらの運用を代理店に任せきりにしたため、効果が見えない、改善されないと不満を抱える企業様が多いです。そこで、いかに広告主と代理店が伴走し、広告効果を劇的に改善させることができるのか、ケーススタディを用いてご紹介します。

【改善事例】広告経由売上170%UP!大幅改善の秘密とは


Google 広告、Yahoo!プロモーション広告、Facebook広告やLINE Ads Platformなど、多岐にわたる運用型広告ですが、運用プロセスは煩雑化する一方のため、インハウス化するには工数が足りず、代理店に依頼する企業は多いです。しかし、投資する予算や代理店の良しあしにより、広告運用の効果が大きく変わるのも事実です。

例えば、代理店に運用を依頼していても「レポートを提出するだけで改善提案がない」「CPAを合わすだけで、会社の将来像にフォーカスしていない」等、運用代理店に不満がたまる、それが当たり前であるといった事例をよく耳にします。そんなクライアント様と、弊社でどのようにして現状の運用型広告から脱却していったのか、今回は「ディノスセシール様」の事例をもとにケーススタディーとしてご紹介していきます。

ケーススタディー

株式会社ディノスセシール

楽天やアマゾンが創業する20年以上前から、カタログを通じた通信販売サービスを手がけてきたディノスとセシール。2013年、その2社が合併し、ディノス・セシールが誕生しました。近年はネットからの注文が急増。インターネットでの分野での取り組みも進んでいます。Shiftがサポートしているのは、ディノス・セシールが運営する「フジテレビフラワーネット」という花のサイト。年間売上の大半が4月・5月の母の日に集中するという特殊な事業スタイルを持つ同事業部とShiftがいかに「広告経由売上170%UP」まで改善させていったのか、ケーススタディーで見ていきます。

‐抱えていた課題(運用状況)


ディノスもセシールも家具や雑貨、アパレル、下着などさまざまな製品が購入できる大型ショッピングサイトですが、「フラワーネット」は特殊な位置づけで、ビジネス特性が全く異なります。システムや会員の共有ができないかと模索しましたが、花は基本的に贈り物であること、送り先の住所や納品日が分からないと提供できる商品が選べないといった違いから、システム、経理、コールセンターの運営を独自で行っています。

そこでSEOや広告戦略も独自で行う必要がありましたが、広告費の費用対効果に納得感は得られず、またなぜその広告を買ったのかもきちんと理解できぬまま、おおざっぱな広告の買い方をしてしまっていました。

‐施策(ソリューション)

・導入:「商戦時期を見越した徹底的なキーワード整理」

弊社が入る前のアカウント構成がすべてのワードに対して同じようなクリエイティブを登録していたため、季節イベント、エリア、その他花通販関連ワードなどキーワードを整理し、各ワードに沿ったクリエイティブを入稿するなどして細かい設定を実施しました。

また、ディノス・セシール様との運用前ヒアリングを行ったところ、特に母の日が売上の大きなウェイトを占めることから、母の日関連はワード・クリエイティブなど細かく設定を行い、KPIはCV数とROASを指標として、実施致しました。

・検証:「数時間ごとの効果検証」

キーワード、広告文のCPA、ROAS評価を行い、最適化を実施しました。特に母の日期間については母の日が近づくにつれてCV率、CPCが変わってくるので、1日の中でも数時間ごとにチェック・調整を行うなど注視しました。結果的に、広告経由の売上が前年比170%アップし、逆に広告費は91%に抑えることができ、効果改善と費用削減の2点において結果に結びつけています。

・拡張「長期ビジョンにコミットするための効果改善提案」

今後、ディノス・セシール様は「インターネット受注の拡大を目指す。」という目標が掲げられていたため、母の日期間の分析として、4月から母の日までの期間を週ごとにクリック率、CV率、CPC、CPA、コストなど実績をまとめ、どのようにして拡張を図るかKPIの見直しを行いました。

具体的には、どのタイミングで予算を上げるべきかなど、翌年の運用に生かすことで、翌年の母の日の売上(広告経由)も前年を超えることができ、長期目標に対してコミットしています。

また新施策としてGoogleの商品リスト広告を導入し、CV獲得の新しいチャネル開拓することもできました。

まとめ:導入前から拡張させるまでに行った主な施策

・アカウント構成の見直し(キーワードの追加とキーワードに沿った広告文の設定)

・CV率の高いワードへの予算配分の実施

・クリエイティブのABテストによるCPC、CV率の最適化

・リターゲティング設定の見直し(離脱日数ごとでグループを分けて調整)

目標を設定しコミットする伴走型運用サポートが重要

以上のように、「広告経由売上170%UP」といった“納得のいく成果”をだすためには、広告主の長期的な目標に対し、明確なマイルストーンを置いて実行していくかが鍵と言えます。具体的には、広告主のビジョンを踏まえた分析・改善提案力や、運用ステージに合わせた取り組み、強固なサポートが必須です。

そこで伴走型の運用広告代行サービスを提供する私たち 「Shift」 は、広告主様のビジネス価値に比重を置いています。常時170社以上の広告運用を実施しており、契約解約率が5%と低いことが特徴です。そして、お客様に高品質な提案、課題解決のソリューションを提供するために、『1人10社以内の体制』『月1回の定期ミーティング』 を厳守しており、広告主様の事業拡大に最大限貢献できる体制を整えています。

もし現状の運用を任せきりで見直しを行いたいと考える方、これから運用型広告に取り組む方には、広告運用に課題を感じている方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。


この記事を書いた人

MasakazuIsozaki