ご注意!【本当によくある】リスティング広告代理店のムダ遣い

by MasakazuIsozaki
Category_advertise, マーケティング昨今のリスティング広告用の煩雑化にともない、
運用を代理店に任せる企業が多いです。しかし広告代理店のムダ遣いをしている現状があります。
そこで今回、リスティング広告運用の代理店によくある「ムダ遣い」をご紹介。
そこから広告主にとって望ましい代理店の選び方を考えていきます。


代理店任せで、知らないうちにムダ遣いしていませんか?

インターネット広告市場の拡大に伴い、この十数年で多くの代理店が誕生しました。
彼らは、リスティング広告の運用パートナーとして、クライアントの広告パフォーマンスを最大化することをミッションとしています。

実績も多く、優れた広告運用ノウハウを持つ代理店も多く存在していますが、
中には「そんな運用スタイルで大丈夫?」「それで本当に効率的な運用が実現するの?」
と疑問を投げかけたくなるような代理店も少なくありません。
そして、このような代理店は、リスティング広告の運用過程で多くのムダを生み出していることがわかっています。

本当によくあるリスティング広告代理店のムダ遣い

運用過程で発生しているムダの例として、次に5つが挙げられます。
依頼する側の広告主の立場としては、漏れや見落としがないように十分注視したいところです。

①運用アカウントを共有してもらえない

リスティング広告の運用プロセスでは「透明性」が欠かせません。
これは、指標や成果に関わる数値を可視化、共有することを意味します。
広告費を投じて、それを上回る成果を求める以上、この「透明性」という観点は、代理店との信頼関係に大きく関わるでしょう。

しかしながら、中には運用アカウントを共有せず、運用過程をブラックボックス化してしまう代理店も存在するようです。
このような状況に遭遇した場合には、
「なぜ、アカウントの共有ができないのか?」
「仮に必要ないというのであれば、成果を確認するレポートはどの程度の頻度で発行されるのか?」
という点を十分に確認する必要があるでしょう。
もちろん、レポートの内容が信頼に足る数値であることは大前提となるため、
どのように信頼性を担保するのか、といった点の確認も必要不可欠です。

②計画性がない広告費アップの提案

売上の拡大を目指す上では、広告費用を徐々に上げていくことは極めて重要です。
費用対効果の高い広告投資を拡大させることで、顧客への認知拡大を図ることができ、中長期的なマーケティング成果の向上も期待することができます。
しかし、当初の計画にない広告費の増額や、予算を大幅に超えた費用の拡大には疑問符がつきます。

一般的に、リスティング広告の運用を行う代理店は、広告費の10~20%程度を手数料として徴収する傾向にあります。
だからこそ、広告費の拡大は代理店のメリットにも繋がる点を理解することが必要です。
広告主と代理店がwin-winの関係性を構築しつつ、事業の拡大へと進んでいけるように、ムダなく効率的な広告費の見極めが大切です。

③エリアセグメントをしていない

店舗や教室を展開するなど、特定の商圏を持ったビジネスであれば、広告の配信エリアを設定することは必要不可欠です。
もちろん、ネット通販を展開している場合でも、配送エリアを踏まえた広告配信は欠かせないでしょう。
だからこそ、エリアセグメントを設定しないまま広告配信を行うことは、広告のムダ打ちに繋がりかねません。

このような提案を受けなかった場合には、一度代理店に設定内容を確認してみましょう。

④改善のフットワークが重くPDCAサイクルが遅い

リスティング広告の魅力は、設定を変更すれば即日反映される点にあり、この点を生かせば効果的な広告運用のPDCAサイクルを実現することが可能です。
その一方で、代理店に依頼してから、その内容が反映されるまでにタイムラグが発生するようであれば、そのメリットや効果は半減してしまいます。

運用実績や既存顧客を多く抱える代理店では、上記の点を理解して、広告の運用パフォーマンスが低下しないように工夫を施している場合も存在します。
設定変更を依頼してから実行されるまでに、必要以上にムダが生じていないか、一度確認を行ってみましょう。

⑤CPAを合わすだけで、会社の将来像にフォーカスしていない

リスティング広告のパフォーマンスを測る上で、コンバージョン1件あたりにかかるコスト(CPA:Cost Per Acquisition)を測定することは極めて重要です。
CPAを半分にすることができれば、それまでの2倍の集客を図ることができるからです。
しかし、この指標の最小化だけに目を向ければ、事業の拡大やビジョンの実現に近づくことができるかというと、そうとも限りません。

例えば、顧客の期待を煽ったり、商品価値を過大に宣伝したりするような広告出稿を行っていた場合を考えてみましょう。
その広告を経由して商品の購入に繋がったとしても、果たしてその顧客がリピーターとして定着するのでしょうか?
自社のファンになってくれたり、好意的なレビューをしたりしてくれるのでしょうか?
場合によっては、その逆も考えられることも忘れてはなりません。

CPAの最小化を実現したからと言って、利益を最大化できるとは限りません。
この点を忘れずに、代理店とのコミュニケーションを重ねるようにしたいものです。

目標に向けた改善提案をする運用体制が必須

今回ご紹介したように、リスティング広告の運用を最適化するには多くの観点が求められており、そこからムダを排除することは欠かせません。
自社の運用業務を肩代わりさせることだけを目的としていては、思わぬところにムダが発生していたり、
事業の目指す将来像に向かった運用ができていなかったりするため、注意が必要です。

このような失敗を未然に防ぐためにも、リスティング広告運用の代理店とは
「目標に向けた改善提案」を求めるためのコミュニケーションを図ることが理想とされています。もちろん、継続的に改善提案を行う代理店が最適であることは言うまでもありません。

リスティング広告に効率だけを求める時代は、もう終焉を迎えたといっても過言ではないでしょう。
自社のビジネスゴールに近づくために最適なリスティング広告を実現するためにも、ムダのない効果的な広告運用を実現してくれるパートナーは必要不可欠といえるでしょう。

そこでムダのない広告運用がしたい、これから考えているという方は下記のページで運用型広告の最新情報、ノウハウを集めておりますので是非ご覧ください。


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MasakazuIsozaki