Yahoo!スポンサードサーチの自動入札は何をシグナルとしている?
最近怪奇現象らしきことが自宅でちらほら起きて、あぁ夏だなぁ・・なんて思っているところですが、そんな8月も終わりを迎えようとしていますね。
とはいってもまだまだ暑い日が続きそうです…。エアコンという文明の利器に頼って残暑を乗り越えましょう!
さて、今回はYahoo!スポンサードサーチの自動入札は何を指標にしているのか?を検証してみました。
自動入札を導入してみた
今回ご紹介するアカウントの概要は下記のとおりです。
商材:コーチング
CVポイント:体験申込、本申込
補足:お客様がYahoo!で配信を行っていたものの成果が出ず停止していたアカウント
最初のミッションはYahoo!でも成果を出すこと。
配信開始当初はTOPページ遷移と体験ページ遷移で広告グループを分けていましたが、体験ページ遷移の方がCVRが高かったため一本化しました。
この時にTOPページ用の一部KWを体験ページ用に追加しています。
今までTOPページに寄っていた予算が使えるようになり、インプレッションシェアも徐々に増加。
CVRが安定してきた!というところで自動入札を導入しました。(←この時点で最初のミッションは達成★)
Yahoo!は入札価格の最適化に加味する要素として、検索クエリ・デバイス・地域・曜日時間帯などを示しています。
これがどのように影響を及ぼすのでしょうか・・?
成果に変化は?
自動入札を導入する直前の1ヶ月と最近1ヶ月の成果を比較してみました。
※参考値
CVRの改善はわずかですが、CTRも改善されCPCが下がったことによってCPAは1,500円以上の改善となりました!
さらにCV数は約2倍に増加!
自動入札を導入してから変更を加えているのは主にKWや広告文です。
目標CPAは一度も変えておらず、日予算も基本的に触っていません。
詳しくは以前本ブログにアップされたこちらの記事を参考にどうぞ。
「Yahoo!スポンサードサーチでも成果を上げる、最適化との向き合い方」
前編:https://shift-web.myshopify.com/blogs/blog/496/
後編:https://shift-web.myshopify.com/blogs/blog/514/
さてさて、問題はここからです。
自動入札が比較的うまく機能しているこちらのアカウントを利用して入札調整の際にどの指標が使われているのかを考えてみました!
Google Analyticsでいろいろ比較してみた
まずは年齢層に変化があったのかを確認。
※参考値
ほぼ変化はありませんが、45-54歳への配信が少し減ったように見えます。
平均年齢は45歳くらいと聞いていたのでちょっと意外な結果です。
続いて、性別に変化がないのか・・
※参考値
ほぼ変化なし!!Googleにおいては検索ボリューム自体が女性の方が多いですし、実際の講座でも女性参加者の方が多いイメージらしいので納得です。
お次は地域。
※参考値
配信量トップ4都府県は変化なしです。変化があったのは5番目。
導入前は千葉県がランクインしたのに対し、導入後は福岡県がランクイン。
ちなみに、千葉県は2.16%で11位でした。導入後はずっと福岡県がランクインしてます。
比較してみた結果
Googleは、自動入札におけるシグナルとして年齢・性別・地域・ブラウザなどを示しています。
(参考:https://support.google.com/google-ads/answer/7065882)
一方、Yahoo!は年齢・性別をシグナルとして利用しているかどうか、明示していません。
今回の結果を受け、性別については分かりませんが年齢は指標として利用されているのかもしれないということが分かりました。
また、地域もたしかに利用されているであろうということが分かります。
※一つのアカウントでの結果ですのであくまで仮説です!
おまけですが、「購買意向の強いセグメント」にて
・Apparel & Accessories/Women's Apparel
・Employment
・Education/Foreign Language Study
の流入が増えていました。
雇用、教育・・なるほど!と思って、個人的に感動しました(笑)
この記事を書いた人
Misa Kataoka