【広告主様向け】Facebookページが 広告配信に使えない!? ページが制限される原因と対策
Meta広告を配信するにあたって必須になるのがFacebookページ。
Facebookページとは、個人アカウントを持っていれば誰でも簡単に作成できる「Facebook上のホームページ」のようなものです。
最近このFacebookページに制限がかかってしまい、広告配信ができなくなる事象が多発しています。
本記事ではFacebookページに制限がかかってしまう原因と、そうならないためにはどうすればよいかを解説します。
※なお、Facebookページの審査についてはMeta社の審査部門が判断しており、その判断基準は明示されていないため、本記事は弊社で対応した具体例やMeta広告のサポート窓口の担当者に聞いた内容等を元にまとめています。
Facebookページに制限がかかる原因
Metaの公式ヘルプにも記載があるように、Facebookのコミュニティ規定に従っていないページは、削除または制限されることがあります。
具体的には以下のようなケースがあります。
・Facebookページ管理者のプロフィールが本物ではない
Facebook規約では個人アカウント(プロフィール)は実名登録することが原則となっており、個人アカウントは1人1つまでと定められています。そのため偽名を使って別のアカウントを作成したり複数人で1つのアカウントを使いまわしたりしていると、Facebookのシステムで検知され、アカウントが停止されたり管理しているページに制限がかかったりする原因となります。
・ページ名や投稿されているコンテンツが利用者の誤解を招く可能性がある
ページの名称は、そのページを正確に表している必要があります。そのため様々な要件が定められており、利用者の誤解を招く可能性があるものは制限されています(ヘルプセンター:Facebookで認められているページ名)。投稿内容についても同様に、利用者を誤解させて「いいね!」やフォローを集める可能性のあるコンテンツは禁止されています。
・ページがFacebookの広告ポリシーに著しくまたは繰り返し違反している
前述のようなケースでページに制限がかかってしまい、それでも広告配信がしたいからと同様のページを再度作成するといった行為もポリシー違反にあたります(ポリシー:システムの回避)。ポリシー違反を繰り返しているとアカウントが凍結されてしまい永久に使用できなくなる場合もありますので注意が必要です。
●ページの信頼性が低い
Metaは現実に存在する確かなビジネスとユーザーをつなぎたいと考えています。そのため、広告配信のためだけに作成された即物的なFacebookページと判断されると信頼性の低いページとして制限を受ける可能性があります。最近特にこのケースが増えていると感じています。
コミュニティ規定やポリシーを遵守し、信頼性の高いFacebookページを作成・運用することが求められています。
信頼性の高いFacebookページにするために
信頼性の高いFacebookページにするにはどうすればよいのか、具体的に気をつけるポイントを挙げます。
①ページの所有者・管理者に不正なユーザーがいないか?
最近1人複数アカウントの所有や複数人でのアカウント使いまわしに関してはかなり厳しくなっています。アカウント凍結の恐れもあるため、早急に解決が必要です。
②類似のページが他に存在していないか?
過去に何らかの原因でFacebookページに制限がかかったり、ページの管理者が分からなくなったりして、新たに同様の内容で別のページを作成して広告配信を再開している広告主様もいらっしゃるかと思いますが、最近はここの部分も取り締まりが厳しくなっています。
新しく作成し直す場合は「名前」や「アイコン写真」等を違うものに設定しましょう。
③ページ情報はできるだけ正しく詳しい情報を入力し実在するビジネスであることを提示
「ビジネスカテゴリ」、「住所」「電話番号」「メールアドレス」などの連絡先情報、「ウェブサイト」、「営業時間」などの基本情報はなるべく記載し、古い情報はそのままにしておかず最新のものに更新しましょう。
また、アイコン・カバー写真は必ず設定しましょう。
④ページではユーザー(フォロワー)との誠実なやり取りを心がける
ページは企業やブランド、商品や著名人などをアピールするための、Facebook上のホームページのような存在です。定期的な投稿を心がけ現在確かに運営中であることを示し、多くのユーザーのポジティブな反応(いいね!やシェア)を集め、フォロワーを獲得してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最初にもお伝えした通り、Facebookページの審査についてはMeta社から公式に判断基準は明示されていないため、記載した内容のみでは不十分なところもあるかもしれませんが、ある程度の目安にはなるかと思います。
今一度自社のFacebookページに問題はないかご確認いただく際の参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
田中 しおり