【初めてでも5分で分かる!】Meta広告とは?メリットやデメリット、費用の仕組みを解説
Meta広告とは、FacebookやInstagramなどに表示されるディスプレイ広告のことです。
Facebookのフィードやストーリーズ上に画像や動画形式で広告が表示されます。
ターゲティング精度が高く、認知拡大から成果獲得まで幅広い目的で使用することができる点が特徴です。
この記事ではMeta広告のメリットやデメリット、費用が発生する仕組みを解説します。
Meta広告とは
「Facebook」に加え、「Messenger」「Instagram」「Audience Network」といったプラットフォームにも広告を配信することができます。
Meta広告は、Facebook内を回遊している検索行動を伴わないユーザーに対しても広告を表示させることができます。
Webサイト訪問歴のある顕在層のユーザーや検索広告流入ユーザーに向けても広告を配信でき、認知拡大から成果獲得まで幅広い目的で使用することができる点が特徴です。
またMeta広告の掲載面は「フィード」や「ストーリーズ」といった主要な掲載面の他、「インストリーム」といった動画内、「インスタント記事」といった検索結果上に広告を表示することができます。
- Metaビジネスヘルプセンター|Meta広告の配置について
Meta広告のメリット
潜在層にアプローチできる
Meta広告では、Facebook内を回遊している検索行動を伴わないユーザーに対しても広告を表示させることができます。
事業拡大のキーとなるまだ商品を知らない潜在層にアプローチでき、認知拡大を図れる点が特徴的です。
少額から始めることができる
Meta広告は少額で出稿開始することができます。
1クリックあたりの費用によって金額は変動しますが、最低出稿金額100円から開始することが可能です。
また1日あたりの予算上限を設定することも可能であるため、リスクをコントロールしながら配信できます。
※ただし1日の予算上限を超える場合もあります(詳細はこちら)
ターゲティングの種類が豊富で精度が高い
Meta広告は、過去サイト訪問歴のあるユーザーや過去似たような商材の購入履歴があるユーザーなど、顕在層に対しても広告を配信することができます。
またFacebookのユーザーIDをもとにトラッキングしているため、デバイス間の移動も計測することができ、cookieベースのトラッキングよりも精度が高い点が特徴です。
ユーザー情報やFacebook内アクション、顧客データなどの類似ユーザーといったターゲティングが可能であり、複数のターゲティング方法を組み合わせることで目的に応じた広告配信を行うこともできます。
- コアオーディエンス
→利用者データやFacebook内アクションに基づいた興味関心など
- カスタムオーディエンス
→顧客リストやウェブサイト訪問歴など
- 類似オーディエンス
→指定したカスタムオーディエンスに特性や行動が似ているユーザー
※類似1%から10%まで選択することができ、上位1%が指定したカスタムオーディエンスに最も近いユーザーとなる
...など
広告フォーマットが豊富
写真や動画といった広告素材や購買ステップ、広告配信先に適した計13種類の広告フォーマットが豊富に用意されている点が特徴です。
これにより目的に応じて最適な広告配信を行うことができ、弊社でもフォーマット変更によるCVR改善実績が蓄積してきました。
画像・動画での訴求ができる
テキストだけでは伝わりにくい商品やサービスの魅力を画像や動画で訴求することができます。
例えば、実際の商品の写真や使用例などを画像や動画で訴求し、テキストで補足することでユーザーに具体的な使用シーンやベネフィットを想起させることができます。
また、自社のロゴや商材のイメージを画像や動画で訴求し、繰り返し広告接触を図ることでブランディングしていくことも可能です。
Meta広告のデメリット
リーチできるユーザーが限定的
Facebookのフィードやストーリーズ上などFacebook内で表示される広告のため、他の媒体と比較すると配信できるユーザーが限られます。
また利用者層として30代以上の比率が高く、ビジネスシーンで使用されることも多い媒体のため、若年層向けの商材など商材によっては向き不向きがある点に注意が必要です。
リソースがかかる
分析できるデータがターゲティング、テキスト、画像、動画と数多くあるため、改善していくためには日々の実績を確認しなければなりません。
中長期的に運用していくことで成果を改善、向上させていくための時間的リソース、人的リソースが必要となります。
また、媒体のアップデートが早く1年前の情報が古くなることがあるため、日々更新されていく運用情報をキャッチアップすることも重要です。
Meta広告の費用
インプレッション課金制
広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金形態です。
インプレッション課金では表示回数が最大になるように広告が配信され、より多くのユーザーに見てもらえる可能性が高くなります。
またクリック課金とは異なり、ユーザーのアクションに影響されないため料金設定がしやすい点が特徴です。
クリック課金制
クリックされるごとに費用が発生する課金形態です。
広告がいくら表示されていてもクリックされることがなければ、費用が発生することはありません。
誤クリックを除きそもそも広告への関心が高いユーザーしかクリックしないため、インプレッション課金制と比較して費用対効果が高くなりやすい点が特徴です。
ThruPlay課金制
動画が最後までないし15秒以上再生されるごとに費用が発生する課金形態です。
15秒未満の動画については最後まで再生された場合、15秒以上の動画については15秒以上再生された場合に料金が発生します。
動画を最後まで視聴するか、15秒より長い動画を15秒以上視聴する可能性が高い利用者に広告が配信されるよう最適化がかかるため、
動画再生数を伸ばしやすい点が特徴です。
Meta広告のオークション制度
Meta広告ではオークションによって、「広告が掲載されるかどうか」と「表示する広告」を決定します。
「入札単価」「推定アクション率」「広告の品質」の3つの要素から、全体的な価値が最も高いと判断された広告がユーザーへ表示されます。
「Meta広告」におけるオークションの仕組みは以下ご参照ください。
- 利用者に広告を表示する機会があるときは、必ず広告オークションが実施され、利用者に表示する広告が決定されます。
- ある利用者に広告を表示する機会がある場合、その利用者が含まれるオーディエンスをターゲットに設定したすべての広告が、オークションで競い合うことになります。
- Facebookの広告オークションでは、利用者とビジネスの両方に最大の価値をもたらす広告が落札されるため、全体的な価値が最も高い広告がオークションの勝者となります。
引用元:Metaビジネスヘルプセンター|広告オークションについて
さいごに
Meta広告の基礎についてまとめてきました。
この記事に触れて少しでもMeta広告のことを知っていただけたら幸いです。
運用情報が日々アップデートされたり、競合による出稿が変化したりと日々の環境が変わっていくため、成果を上げ続けることは大変です。
Meta広告は潜在層へのアプローチ、事業拡大における重要な手段のひとつでもあるため、人的、時間的リソースを割き、成果を上げるための組織体制づくりを行っていきましょう。
この記事を書いた人
Yasuo Iwasaki