【検索広告】ターゲットユーザーを明確にしたLPOで成果改善

広告運用において、「誰に、いつ、どんな広告を配信するか」を考えることは非常に重要です。

しかし、本当に、対象ユーザーが訪問した際に「このサービスなら自分の困りごとを解決してくれる!」と思ってもらえるLPになっているでしょうか?

今回は「誰に」に特に注目したLPOの実施事例をご紹介します。

案件概要

商材:フィットネスサービス

ターゲット:女性

課題

LPO実施前は、20代~30代に向けたLPでした。

文字量が多く、ファーストビューのモデルも20代の女性の画像を使用していました。それ自体は問題ないのですが、ヒアリングをすると実際にサービスを利用しているユーザーで多いのは40代~60代の層です。

メインのターゲットユーザーがサイト流入したときに

「運動習慣はつけたいけど、利用者は若年層が多いのではないか」
「文字の分量が多く、文字サイズも小さいため読みづらい・・」

と思われてしまっている可能性がありました。申し込み確度の高いユーザーを逃してしまわないようにLPを改善する必要があります。

実施したこと

・ファーストビューの画像を、40代50代のモデルさんに変更

ファーストビューはLPの重要な要素のひとつ。

サイトに流入してきたユーザーに「自分が対象のサービスだ!」と感じてもらうために変更しました。

・訴求の優先順位をつける

ターゲットユーザーの課題は「短期間で成果が出るか」ではなく、「自分でも続けられるか」ということでした。

本サービスには「自分でメニューを考える必要がない」という強みがあったため、この要素がユーザーに伝わりやすいよう変更を加えました。

・文字の分量を減らし、文字サイズを大きくする

大半はスマートフォンからの流入であったため、文字の分量が多く、文字のサイズも小さいという点でユーザーが離脱してしまうことが考えられます。

まとめられるところは図や表でまとめ、文字の分量を減らしてひと文字ひと文字を大きくすることで、視認性を高めました。

上記のほかにも、メニューボタンの改良や別ページへの導線を減らすなどの改善も実施しています。

結果

LPO実施前CPA:約5,900円

LPO実施後CPA:約4,500円

※期間は約3ヶ月。ご予算は各期間で100万円ほど使用

運用調整での改善もあるためLPO実施のみの数値変化ではないですが、全体の成果の改善に寄与していると考えられます。

今回40代~60代向けに改善施策を実施しましたが、年齢別の数値変化は下記の通りとなっています。狙い通り40代以上のユーザーのCVRが改善し、CPAが改善しています。

まとめ

広告・LP問わず「ターゲットユーザーは誰なのか」を改めて整理し、そのユーザーに重要な要素をしっかりと伝えられるようにするということが成果改善の一歩であると考えています。

また文字のフォントやサイズが適切かどうかなど、訴求以外の部分にも目を向けてLPを見直してみると新たな発見がありそうですね!